北アルプス‥‥‥奥穂高岳(標高3,190m)

2009年8月20日

夏の北アルプス 
今年のアルプス行きは天候が不順のため、8月前半を延期してこの時期になりました。
待った甲斐があって、すばらしいお天気になりそうです
京都駅発11時30分の深夜バスに乗り込み、上高地へ‥
翌早朝に上高地バスターミナルに到着しました


5:40 上高地着 → 6:10バスターミナルを出発  → 7:10 明神 → 8:08 徳沢   →9:10〜9:30 横尾

             → 10:38 本谷橋 → 12:30 涸沢ヒュッテ(昼食)  →   13:20出発 ザイテングラート  → 15:45 穂高岳山荘着

穂高岳山荘に着いたとき、体力が残っていれば、小休止の後、奥穂高岳山頂へ向かうべきでした
しかし‥




上高地バスターミナル前で荷物の確認をしたり、朝食をとったり、‥
準備ができた人から、それぞれに出発していきます
6:10 出発



梓川は透明で、美しい流れです
河童橋のうえには観光客がちらほら




今日は天気がよくなりそうです







7:10 明神館前に到着




主峰は小さく見えるんですねえ




梓川に沿って上流側へ歩き続けます





8:08 徳沢園
おなじみ、「氷壁の宿」です




9:10 横尾に到着





横尾山荘
山荘の前のベンチで軽く休憩です




9:30 山荘前の横尾大橋
渡らずに上流へ歩けば槍ヶ岳方面です
涸沢へは橋を渡って、山道に入ります




屏風岩 クライミングする者にはたまらない光景






屏風岩のむこうに見えてきたのは‥





北穂高の山小屋です




一昨年は雨の中、あの小屋で一夜を過ごしました
それにしてもすごいところにあります




10:38 本谷橋
登る人も下る人も、ここが休憩ポイントですね




さあ、涸沢まで2.4キロ
しかし、ここからがしんどく長い登りになります




雪渓が姿を現し、‥‥




カールを見上げながらを登り切ると‥て




12:30 ついに涸沢ヒュッテに到着です
ようやく青空の下で涸沢カールに立つことができました




ビールとおでんで、すっかり元気になって
本日はここで宿泊‥‥という予定だったけど、時間も早いし‥
「行くかあ!」
あと3時間、穂高岳山荘まで行くことに決め‥ました
アルコールの勢いは恐ろしい




輸送のヘリが目の前でホバリングです







ザイテングラートを登って、穂高岳山荘へ
涸沢槍が美しい姿を見せています




涸沢小屋の横に登山道があります





ガレ場を登るころ、さっきのビールがきいてきて
しんどさは倍




前穂高岳の山頂が目の前にせまってきました





浮き石だらけの岩場を通り





すっかりバテた頃、山荘が見えました





15:45 穂高岳山荘に到着







この壁を登れば奥穂高岳の山頂はすぐですが
でも、もう余力なし!
明日一番に登ろう、朝食前に!
と、目的を先送りして、ヘタヘタとすわりこみました




常念岳の端正な姿が西日に照らし出されて、本当にうつくしい!
目に焼き付けて、山荘へと入ります




山荘は宿泊者でいっぱい
夕食も2度にわけられました





さあ、夕食
今夜のメニューです
山の上での食事としては、とてもぜいたくです



こんなにいい天気だから、明日もきっと‥‥などという甘い考え(希望的観測)を打ち砕くように、
この後、天気は急変。ガスと雨、夜中からは風。
何度か目を覚ましては外の様子をうかがっても、屋根を打つ雨の音はますます強くなり
夜が白み始めても状況は好転せず、
朝食をとりながら、下山を決断しました。
そうと決めたら急がないと、午後の上高地発のバスに乗れません
山頂まであと2〜30分なのに、‥‥残念。 
ボツボツと出てきた足の痛みに耐えながら、上高地までの6〜7時間を歩き通しました

また、いつの日か‥‥‥


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